06-12-17 ナベサダ


ナベサダとGreat Jazz Trioのライヴが9月に続き今回も行われることを知ったのが一週間前。事務所に問い合わせたら当日券が若干枚数出る、という。開場17時の1時間前発売というのでそれより1時間早く会場に着いた。会場前にはまだ誰も並んでいる様子もない。不審に思い入り口にいた関係者に尋ねると16時半に売り出すという。当日券売り場の前には60代とおぼしきおっちゃんが一人「オレが一番乗りだ」と言って立っていた。2人して交代して並ぶか、と話していたら係りの人が来て「並んで立っているのも大変でしょうから記名していただいて時間までに戻ってきてください」とのこと。有難いことです。
 時間前に戻ってきたら20人位の人が並んでいた。窓口が開き、1番目のおっちゃんが席を尋ねたら、席も何もパラパラと印のついた座席表に空席は4枚のみ!早めに来て良かった。もうほんの10分も遅れて来たらアウトだったかもしれない。そそくさとチケットを手にいれて、後ろを振り返らずにその場を逃げるように去る。
 近くの「風来居」の塩ラーメンで腹ごしらえ。ゴマをすり潰したちょっと甘めの汁は好みじゃないな、などとそれでもチケットを手に入れた余裕からかいつもほどには腹も立たない。
 17時半過ぎ開演。ハンク・ジョーンズの体調が思わしくないので会場にはきているがスティーブン・スコットのピアノで始めます、と最初にナベサダさんの挨拶があって「グルービン・ハイ」から始まったその演奏は快調で、1曲目からオマー・ハキムのドラムは全開、凄いテンションで圧倒させられる。どの曲もオマーのドラムスが実に多彩な色づけをしていて、チャーリー・パーカーの時代の曲を中心とした演目だが、どの曲も今そこで生まれた音楽として新鮮な響きで届いてくる。これは凄いことだと思う。
 30分ほど経った頃ハンクが登場しピアノ交代、そのまま休憩15分をはさんで約1時間、病気を感じさせないカッチリとしたいいピアノを聴かせてくれた。
 70を過ぎてナベサダのサックスは若々しく新鮮な響きで、それは驚異のさまで、アンサンブルも良く約2時間ワクワクしながら久々のアコースティック・ジャズを楽しんだ。
 マイルスが死んでから毎回必ず観たいと思うアーティストはほとんどいなくなってしまいわずかにクラプトンとキース・ジャレットのほぼ2年に一度の来日公演、それに近年は矢沢も追っかけているが、今度それにナベサダさんも加えることにしよう。
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2007年01月30日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

06-12-01 オマー・ハキーム!mixi日記より


 先日マーカスミラー目当てで何気にBS-2の東京JAZZ2006を観ていたら、渡辺貞夫が新生GreatJazzTrioと演っていて、そこでのドラムがすごくいい。この坊主頭の男は誰なんだ?と思いながら観ていたら、なんとこれがオマーハキム!僕の好きなドラマーBest3の一人だ。ちなみにあと2人はSteveGaddとJohnBonham。ツルツル頭になっていてわからなかった。
 Bassがジョンパティトゥッチ。Pianoがハンクジョーンズ。放送された曲がどれも良く次の日はナベサダのCD、レコードを探しに即出かけた。そうしたらこのメンバーでもうCDが出ているではないか。ライブの翌日に東京のスタジオで録られたものだ。11-22に出たばかり。ラッキー、嬉しいな、っと。が、よろこんだのもつかの間、これはちょっとおとなしめ。ライブで見せたあのダイナミックな演奏は最後まで聴かれなかった。ついでに’70年代の旧メンバーによるG.J.Trioのレコードも2枚、合わせて420円だったので買ってきたが、録音ではトニーウィリアムスの方がオマーより面白い。トニーウィリアムスは’60年代のマイルス時代に限る、VSOPも何もちっともスリリングじゃない、と感じていたのでこれまで聴いたことなかったのだけど。
 オマーハキムは後期ウェザーリポートのドラマーとして登場してきたが’90年代の半ばから10年近く姿を消していてどうしていたんだろうと思っていたら、3年ほど前マーカスミラープロジェクトの一員として久しぶりに生で観た。が、なんだか以前のような軽快さは感じられなかった。病気療養していたとも聞く。一時死亡説もあったくらいだから、してみるとこの時はリハビリだったか。’91年にハービーハンコック、ウェインショーター、スタンリークラークとのカルテットで来日した時にはウェザーリポートの時より凄いドラムを叩いていて、なかでも「カンタロープアイランド」は圧巻だった。
 オレの好きな演奏って結局ドラマーの良し悪しにかかっているな、と実感。ドラムレスや打ち込みも悪くはないけど、やっぱりこの目で最高のドラマーの演奏を観るのが生の一番の喜びかも。

2007年01月30日 未分類 トラックバック:0 コメント:0