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08-06-03 山本周五郎と山本一力

 近頃ずっと時代小説にハマっている。中でも山本周五郎は別格だ。「樅の木は残った」「さぶ」「五弁の椿」とこの3本の長編は以前から好きでどれも2,3度読み返しているけれど、最近売られている「中短篇小説選集」全5巻で、初めてまとめて短篇を読んだ。それぞれがどれも面白い。すぐに江戸の裏長屋に引き込まれてしまう。井戸の周りで貧乏所帯のおかみさんたちが、くだらない冗談を言い合いながら毎日の暮らしを笑い飛ばそうとしている様が字面からあふれでてくる。深いなあ~。深い。短いがむしろ長編以上の趣きがある。
この選集は文庫に比べて漢字や送りがなの選定なんかが違っていて、小さなことだけれどもそこにもちょっとした味わいを感じる。
 山本周五郎や藤沢周平は残念ながら亡くなってしまっているが、現役の作家では今、山本一力がいい。直木賞をとった「あかね空」には唸ってしまった。久しぶりにズシリとした重い手応えを感じ、ボロボロ泣きながら読み終えた。
泣かせる小説はいろいろあるけれど、泣かせる理由もいろいろあるけれど、読み終えてからあらためて感動し尊敬の念を抱く作家となるとそうはいない。何冊も続けざまに読んでしまいたくなる作家なんてそうはいない。オレは泣きたいわけじゃないんだ。人の生き方をきちんと描いている作家の本が読みたいんだ。
「ほぼ日刊イトイ新聞」で読める糸井さんとの対談は我が身に沁みた。ボツをくらい続けながら、オレには後がないとふんばり続け、直木賞を取るに至る姿を読みながら、オレにこんな頑張りがあるのだろうか、と思う。しっかりしなきゃ。
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2008年06月04日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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