08-07-16 新感線「五右衛門ロック」


 新宿コマで劇団新感線の夏興行を観てきた。新感線には派手な舞台が似合う。
古田新太の主役。江口洋介、松雪泰子、森山未来、それに北大路欣也という主役級で脇を固めた。川平慈英、濱田マリ、と外部からの客演多数。中島かずき作。

 秀吉に釜茹での刑にされたはずの五右衛門は生きていた。宝探しの船出をするが、嵐に遭い難破。仲間ともはぐれてしまうが、たどり着いた島で神秘の石、月生石をめぐり、島の王、反乱軍、五右衛門一派、五右衛門を追う役人、宝の石を横取りしようとする西洋の商人、多々入り乱れての大活劇譚。

 前回の公演「IZO」は新感線らしくない、笑いの少ない真面目な舞台だった。外部の脚本で、それはそれで新しい試みだったんだろうけど、普通のお芝居を観ているようで感心できなかった。
 安くはないチケット代を払って新感線を観に来てるのは、他では見られない面白さを新感線に見るからで、荒唐無稽な話を役者と演出でもって観客を強引に引っ張ってって引きづり込む、その力技を楽しみに観に来ているのであって、普通の芝居が観たいわけじゃない。
 物語をじっくり観賞させようなんていう気のさらさらないめまぐるしい展開で、歌って踊って暴れてはずして笑わかせて、気がつきゃ3時間をゆうに越える長丁場を飽きさせずに見せてしまう。これは新感線でしか味わえない面白さだ。

 派手な外部からの役者を揃えなくても充分面白いと思うけれども、江口洋介にギターを持たせたり、森山未来にタップやらせたり、松雪や北大路欣也等それぞれの役割がきちんとはまっていて、古田新太、橋本じゅん、高田聖子、粟根まことらのいつもながらの濃い~い演技の中に入ってもなんの違和感もなく楽しく観られた。
 舞台美術がいつもながら素晴らしく、後半に行くに従いさらに派手で見所のあるものになっていくのもいい。
 小島の沈没というクライマックスではサラウンドの震動がすさまじく、すごいことしやはる、って感心しちゃったけど、あれ簡単にできちゃうんだろうか?地鳴りですよ地鳴り。
 音楽はステージ左右にヘビメタ系の生バンドを配しての大サウンド。五右衛門でロックですからねぇ。ハッタリ効かせて当然。

派手で楽しくて面白い、新感線の舞台を久しぶりに生で観た。
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2008年07月23日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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