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’96-05-06 シャネル

早川文庫「ココ・シャネルの秘密/マルセル・ヘードリッヒ」読了。
この本の著者はあまりにも自分を出し過ぎている。鬱陶しくなるほどだ。自分と対比させることでシャネルという人物の核心に迫る、というより単にシャネルに対する嫉妬心のようなものを大きく感じてしまう。こんな女が、って書き方なんだよな。シャネルを人間として自分より一段低い位置におとしめてみている。なんと愚かな人間観察だろう。
想像もできないプレッシャーの下に置かれた人間が何を考え何をやらかすのか、そんなもん本人にだってわからなかったりするんだよきっと。そういうことを想像して人物像を描いていくのが伝記作家ってもんじゃないのかなぁ。
誰にも欠点はあるし、それがなにか大きなことを成し遂げた人の場合、とくに大きな風変わりな欠点でもあったりするのだが、それ故にこそ天才は存在するのであって、そういう裏腹な真実が著者には見えない。私だってシャネルと同じような好運に恵まれたらシャネルくらいにはなれる、と著者が思っている節があるが、もちろんなれるわけがない。狂気を持たないクリエイターなどそこそこにはなれても超一流にはなれない。
シャネルのバカな面を笑うなら著者はもっと大馬鹿だ。
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2006年07月24日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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