アーカイブ5 YMO ’78-12-05

1stアルバムが直前に出た。チケットには「細野晴臣とイエローマジック」と書かれている。紀伊国屋ホール。細野、坂本、高橋の他に矢野顕子(key)渡辺かずみ(g)、それにコンピュータプログラマの松武秀樹。
 それは初めて観る奇妙な光景だった。メインの3人がじっとして動かない。ユキヒロのドラムだって顔しか見えないからバスドラの震動以外叩いてるのかどうかもわからない。細野さんはベースじゃなくキーボードで俯いてるし。動いてるのは渡辺かずみと飛び跳ねてる矢野顕子、それにスウィッチングで体全体を動かしてる松武秀樹。会場全体が途惑ってる感じだった。もちろんオレもボーゼンと観ていた。
後になってそれはクラフトワークのやり方だってことを知ったけど当時は、オレ何を観に来たんだろう?って感じで、見るというより聴くという方が当たってる。見てたって別に面白くないんだもん。
クラフトワークやタンジェリンドリーム、クラウスシュルツなんかのジャーマンロックと呼ばれるものは知っていたし聴いてもいたけれど、それらとも違うPOPな音のテクノ音楽。その最初の体験だった。インヴェーダーゲームやゼビウスのようなTVゲームにハマったのもゲーム自体の面白さと共にその音楽の呪術性に拠るところが大きい。その後、コンサートは再結成の90年頃の東京ドームのものしか観てないけれど、レコードの方は2枚目3枚目とどんどんハマっていって「BGM」「テクノデリック」は当時もっともお気に入りでこれ以上のアルバムなんていったい世界中の誰が作れるのだろうって本気で思った。
ちなみに僕のこれまでのところの日本のロックアルバムのベスト3は「YMO/テクノデリック」、「ミカバンド/黒船」、「pizzicatofive/overdose」、それに「加藤和彦/BelleExcentrique」「大滝詠一/ロンバケ」が続く。好きなアーチストはいっぱいいるけれどアルバムとしての完成度はこれらが内容、構成、録音全て群を抜いている。
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2006年08月08日 未分類 トラックバック:0 コメント:0

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